こらいずは子どもに関わる福祉施設と鷹栖町に認めていただいたことから、町内の小中学校や保育園の先生などと同様に、全員ワクチン接種を受けさせていただきました。変異株のことがありますので、もちろん安心はできませんが、自分が感染し子どもに移してしまうリスクが少しでも減少し、安心して利用してもらえるようになるかなと感謝しております。ワクチン接種後であっても「手洗い・マスク」といった個々の対策はもちろん、事業所内の衛生管理は引き続き徹底してまいります。
ところで、コロナのおかげで感染予防の必須アイテムとなってしまったマスク。
マスクを忘れて外出しようものならとんでもない目で見られるようになってしまいました。 今はそれも当然だし仕方ないこと。でも、これが長く続くと今後、子どもの成長にどんな影響を与えるのだろうかと危惧もしています。
人と人とのコミュニケーションには、「ことば」を介した方法(言語コミュニケーション)と、「ことば」以外の身振りや表情や声のトーンなどによる方法(非言語コミュニケーション)があるというのはご存じでしょうか?
少し難しい話ですが、アメリカのメラビアンという心理学者の報告では、「話し手」が「聞き手」に与える印象の中で、話している言葉そのものが影響している部分は全体のわずか7%であり、その他93%はノンバーバル(非言語)の要素とのことでした(メラビアンの法則)。特に見た目や表情、視線などの視覚情報は50%を超えていて、コミュニケーションには「ことば」自体よりも視覚を主とした「非言語」が重要だということです。
また、視覚的に相手の表情や情動を感じ取る手段として、ある論文では「大人は相手の目から感じ取る」傾向があるのに対して、「子どもは目よりも口の動きから感じ取る」という報告があります。特に、自閉スペクトラム症(ASD)の子どもはその傾向が強く、その結果、目が合いにくく人の感情をくみ取ることが苦手とも言われています。
そこで、悩ましいのがマスク。
マスクは眼以外のほとんどの表情を隠してしまします。唇や口角の動きや歯などが見えないと赤ちゃんやASDの子どもは表情をつかみ取るのが難しいだろうと思います。これが長く続くとどうなるのか…
今後、「マスクと表情認知」に関する研究論文が出てくるかもしれません。
知らないだけで、すでに出ているのかな?
で、私がしているささやかなマスク抵抗運動。子どもがこらいずに来所して、手を洗っている時、5m以上離れた距離からマスクなしに「おはよ」と声を掛けます。子どもが帰る時も窓越しであればマスクを外して手を振るようにしています。子どもに大人の素顔を見せることをできるだけしてきたいと思っています。
その素顔を見た子どもが「かっこいい」と思うのか
「オッサンだな」と思うのかは…
願わくば、少なくとも屋外ならマスクなしでOKという日常に、できるだけ早くなってほしいですね。
「魔法の言葉がけ」 監修:平岩幹男
ついつい、「あ~‼〇〇ダメ~‼」「〇〇しなさいっ!!」子どもたちが小さかった頃、よく私が子ども達に言ってしまっていた言葉です…(笑)
日常生活で、一緒に何かをしながらの声掛けや関わり方をもっと知っていれば、ガミガミ言わず過ごせたのかな…
もう少し早く出会いたかった!!と思わせてくれた本をご紹介します。
遊びながら、一緒に何かしながら、親のちょっとした言葉かけで子どもの力が伸びると、成長を感じ嬉しいですよね。一息つきたい時や自分時間ができたときにぜひいかがでしょうか?
四コマ漫画もあり、とても読みやすいですよ。
この投稿(こらいず便りweb)は、利用者向け「こらいず便り」をもとに、
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