子どもの育ちは「実行機能」から

今年の3月で10人ほどのお子さんがこらいずを卒業しました。すべての心配事がなくなったわけではありませんが、その子なりに集団生活に適応し、学習や生活に取り組めるようになり、「実行機能」がしっかりしてきたことから「こらいずは終わりでいいよ」と送りだしました。今回は、この「実行機能」について簡単にご紹介します。

「実行機能」とは子どもが日々の生活の中で身につけていく力の土台と言われています。あまり聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと「考える・我慢する・切り替える・やり通す」といった、生活や学びに欠かせない力のことで、自分の行動や気持ちを調整する力の総称で す。これらの力は、学習面だけでなく、友だち関係や集団生活、日常の身支度など、あらゆる場面の土台となるもので、小学校入学(または低学年のうちに)ある程度身についてほしい力と考えています。(幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 文部科学省 HP)

ところが、成長の過程でこの実行機能がなかなか身につかないお子さんがいます。
そうなると、保育園や幼稚園、小学校でこんな心配が起こる可能性があります。
「先生の話や指示を聞いていない、従えない」
「気持ちが切り替えられず、思い通りにならないと泣く・怒る」
「順番が待てない、ルールを守れなかったり変えようとする」
「最後まで取り組めずに立ち歩いたり、違うことをしてしまう」
その結果、集団活動にうまく参加できなかったり、注意されたり失敗することが多くなってしまいます。このようなことが大きな困りごとにならないために、発達に心配のあるお子さんには、できるだけ早くから必要な発達支援を開始することが有効とされています。 こらいずでは、子ども一人ひとりの発達段階や課題に合わせ、遊びや課題活動の中で実行機能が育つような関わりを提供しています。少し難しくなりますが、実行機能の要素として代表的なものに、「ワーキングメモリ」(覚えておく力)「抑制機能」(衝動をコントロールする力)「認知の柔軟性」(切り替える力)があり、これらの経験・トレーニングが有効とされています。「実行機能」については、また機会を作って詳しく説明したいと思います。 (文:高木陽出)

どうして姿勢が崩れやすかったり、ゴロゴロしてしまうの?

みなさんは「筋緊張(きんきんちょう)」という言葉を聞いたことはありますか? 私たちの身体は無意識の間に 伸びたり縮んだりする筋肉の張り具合を調整して、姿勢を保ったり運動につなげるための筋肉の準備をしていま す。それが「筋緊張」で、姿勢を保ったり滑らかな動作には欠かせないものです。こらいずに来ている子どもたち の中には、この「筋緊張」が低いため、姿勢が崩れやすく座っていられなかったり、床に寝転がったりということにつながっていると思われる子が多くいます。今回は「筋緊張」を簡単にチェックできる方法をご紹介します。

<座った時>

1 骨盤が後ろに傾いていたり、背中が丸まっている


2 女の子座りを好む子が多い



<立った時>

1 おなかが前に突き出ていて腰が反っている

2 膝が後ろに反っている
3 偏平足(土踏まずが潰れていて踵が外側を向いている)

他には触ると筋肉が柔らかい、プニョプニョしているなどの特徴があり、転びやすかったりもします。 筋緊張は身体の特徴の一つのようなものなので簡単には改善しないのですが、ぐにゃっとした姿勢を改善さ せる方法は遊びを通して体を動かすことです。トランポリンや公園の遊具で遊んだり、親子で押し相撲などもお 勧めです。また、「姿勢が崩れやすくて座っていられない」というお悩みに関しては、机と椅子を工夫することで座りやすくなる場合があります。

HPより参照画像
HPより参照画像
1 おしりは椅子の後ろの位置、もしくは背中にグーの隙間がある
2 膝から下はまっすぐおろす
3 机とおなかの間はグーがひとつ入るくらいの隙間がある
4 肘を90度曲げたときに肘から手が自然にのる高さの机
5 椅子は足の裏が床にしっかりとつく高さ

特に足がしっかり床についていないと身体を支えるのが大変で姿勢も崩れやすくなるので足台を置くなどの工夫も大切です。それでも崩れやすい場合は傾斜台を使ってあげると背中が丸まりにくくなったり、椅子に滑り止めを敷いてあげるとお尻がずれにくくなったりします。それでもお尻がずれやすい場合にはちょっとした工夫を座 面にしてあげることもできます。

実は子どもたちはただ単にお行儀が悪かったり、しっかり座ることをさぼっている のではないかもしれませんね。 お子さんの姿勢が気になっている方は、是非一度お子さんの使っている机や椅子を見てみてくださいね!

椅子にできる工夫や、身体の使い方など、気になることがありましたらお気軽にこらいずスタッフにお声掛けくだ さい。

 

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お子さん、どんな靴を履いていますか?

自分で歩けるようになると、子どもの足はぐんぐん成長し、歩き方も変化していきます。靴に必要な機能も成長に応じて変わってくるため、足に合った靴選びはとても重要です。大人の足とは異なり、子どもの足は未完成の「軟骨」でできています。その軟骨のまわりを脂肪で守っていて発達していくと次第に硬い骨が成長して、関節が組みあがっていきます。大人の足になるのは16歳~18歳と言われているので、子どもの足の骨は軟骨のため外部からの圧力で足が変形しやすい時期です。幼児期に合わない靴を履いていると、骨の正しい成長が妨げられたり、足の機能不全になるといわれています。小さい靴をそのまま履かせていると足の指が丸まり、骨の成長を邪魔してしまったり、逆に大きな靴でも靴の中で足が滑り足の指が曲がってしまいます。子どもは足の神経が未発達なので、あまり気にならずに履いてしまいます。靴底がツルツルになっているものや、穴が開いている靴、踵を踏んでいて形が崩れてしまっても動きやすいとは言えません。足は身体の土台部分です!土台が崩れてしまっては長く歩けなかったり疲れやすくもなりますし、姿勢を保つということにも影響してしまいます。姿勢の悪さが運動のしにくさにもつながり、本来の能力も発揮できなくなってしまいます。土台をしっかりと育てて運動能力の向上にもつなげてあげましょう。

では、どんな靴を選んであげるといいでしょうか。年齢別の靴の選び方についてお話しします。

大きなポイントは以下の3つです。

  1. 中敷きが外せる(靴のサイズは中敷きでチェック。指1本分の余裕が必要)
  2. かかとの芯がしっかりしている(かかと部分を押してしっかりとした硬さがあるか確認)
  3. つま先の曲がる位置が関節にあっている(靴のつま先部分がつま先の付け根で曲がるか)

次のサインが見られたら靴の交換を検討しましょう。

  1. サイズアウト (足の爪が割れたり、爪の色が悪くなったりすることもあります)
  2. 靴の摩耗 (穴が開いて砂などが靴の中に入ってしまったり、靴底がすり減って滑りやすくなるとケガにもつながってしまいます)
  3. かかとのホールド感がなくなっている(足首のサポートができなくなってしまいます)

※子どもの足は成長が早いため、靴はきれいでも3~6カ月と言われています(実際にはそんなには替えられないですよね・・・)。

今回は子どもの靴についてお話させていただきました。是非一度お子さまの靴を見てみてください!!
靴のサイズやどんな靴がいいのかなどの相談も是非お待ちしております。
いつでもスタッフにお声掛けくださいね。
理学療法士 高木亜紀

こらいずでは年2回の避難訓練を実施しております。避難訓練は火災、地震、不審者侵入などを想定し、子どもの安全確保と非難を最重点に、消防署への通報、消化器の使用手順の確認などを行っております。今回は令和7年7月31日(木)火災想定の避難訓練を実施しました。NPO法人児童クラブなんたらカンタラとの連携・応援協力を結ばせていただいていることから、非常災害時の避難先は「なんたらもっち」とさせていただいております。ここですと、子どもの足でも1分程度で移動できるため、雨天や冬季でも安全に避難できると考えております。
今後も定期的に避難訓練を実施していく予定ですが、何かお気づきのことがありましたらお知らせいただきますよう願いいたします。

鷹栖保育園すみれ組(年長児)出前授業をおこないました

こらいずでは鷹栖保育園年長児に対して、就学に向けた心構えや準備などについて出前授業を実施しております。今年度は年3回の開催を計画し、9月1日(月)に2回目の授業を行いました。
内容は「お名前書けるかな?」「座って先生のお話をしっかり聴こう」「お友達と協力して頑張ろう」など、就学までに身についてほしい課題を中心に取り組んでもらっています。読み書きの得意な子・苦手な子など子どもによって様々ですが、みんな一生懸命取り組んでいました。
「就学までに備わってほしいこと」は図のとおりですので、参考にしてみてください。すべてができていないといけないわけではありませんので、心配しすぎませんように。

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子育てと親育ち





先月、十数年ぶりに結婚式に参列しました。若いカップルの新たな門出に立ち会えるこ とは、こちらにも幸せを分けてもらえているようで素敵な時間です。ただ、今回はそうもいきませんでした。新婦が娘だったのです。初めて着たモーニングは似合っているのかも定かでなく、いつか娘と歩いてみたいと思っていたチャペルの赤いカーペットは足取りが ぎこちない。なにより、披露宴最後の「花束贈呈」、娘が手紙を取り出し読みはじめようものなら、小さいころからの映像と重なって、わかっていてもまんまと罠にはまってしまうし…

それでも、娘夫婦の幸せそうな笑顔や、寄り添いあう姿を見ると、親として何とも言え ない安堵の気持ちが湧いてきました。今の時代ですから結婚がすべてではないですが、結婚を機にして「私たちの娘は最愛の人と新しい生き方を始めたんだな」と感じ、「自分の子どもであることはずっと変わらないけれども、もう一人の大人なのだ」。子育てのゴールがどこにあるのか、あるいはゴールなんてないのかもしれませんが、我が子を育て上げるという親としての責任に一区切りついたのかなと思っています。

ところで、「子育て」(または「子育ち」)という言葉は誰もが知っている言葉ですが、最 近、「子育ては親育ち」という言葉もよく目にします。人は自分の子どもが生まれた瞬間 (あるいは妊娠が分かった瞬間)から親になるわけですが、生まれたばかりの子どもと同じで何もわからない状態からスタートします。抱っこの仕方、沐浴の方法、𠮟り方、親としての心構え… 母の母に教えてもらったり、育児書や web で調べたり、すべては手探りだったりではないでしょうか? 「子育て」は子どもだけの育ちではなく、親も一緒に育っていかなければいけないよということでしょう。感情的に子どもを叱りつけたり、子どもの要求に負けてなんでも買い与えたり、ほかの子と同じようにと無茶な練習をしたり、 このような失敗経験はよくあることです。こういう時は誰かに相談してみことをお勧めします。乳児期であれば保健師さんや子育て支援センターの先生に、幼児期は保育園・幼稚園の先生に、学齢期は学校の先生や児童クラブの支援員さん、今年秋に開設する鷹栖町こども発達支援センターもいい相談先になるでしょう。もちろん、こらいずに来ていただいてもOK です。自分の心配事を打ち明けてみる、誰かのアドバイスを試してみる、これも親育ちになることでしょう。親育ちのために、ぜひ実践してみてください。

と、偉そうにお伝えしたものの、我が家では「パパが一番俺様だよね」と言われていて、 自分が親としてちゃんと育ったのかは疑わしいのですが。

みなさま、はじめまして。
4月からこらいずでお仕事をさせていただいています、高木亜紀と申します。

これまで31年間、北海道立旭川子ども総合療育センターで理学療法士としてお子さんの運動発達を促すお手伝い、特性に合わせた体の使い方や自助 具の助言などをすることで、日常生活を自分らしく送るための支援をしていました。保護者さまから、運動面は特に心配していないけれど、幼稚園や学校では「落ち着きがない」「ちゃんと座っていられない」「不器用」と指摘されるというお話を聞くことがありました。その要因の1つとして、身体を速く動かすことは得意でも、ゆっくりとバランスを取る活動や姿勢を保持するための筋肉の使い方が苦手という場合があります。身体の筋肉が上手に使えると、座ること、手を使うこと、落ち着いてお話を 聞くことなどに繋がるため、理学療法士の専門性を活かしたお手伝いをさせていただければと考えています。私は、保護者さまとのコミュニケーションを取ることも楽し みの1つなので、些細なことでもお話しに来てくださると嬉しいです。これからよろしくお願いいたします。

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子どもの集団適応を育てる

<子どもの個性と神経発達症特性>

子どもは一人ひとりの性格や個性を持っていますね。活発で体を動かすのが好きな子、おしゃべりが好きな子、ひとり黙々と遊ぶのが好きな子、やんちゃな子、おとなしい子…。それぞれの個性を持った子どもたちが保育園や幼稚園などで集団生活を始めると、個性と個性のぶつかり合いによって様々な「困ったこと」が起こります。でもこれは子どもの成長にとってとても大切なことで、先生方の仲介や指導によって子どもたちは「友達と仲良く過ごす方法」「集団のルール」を学んでいくのです。

ところが、下表にあるような特徴を強く持っていると、集団に適応していくことが難しくなってしまうことがあります。


【自閉スペクトラム症(ASD)にみられやすい特徴】
〇マイペースな行動が多い 自分のルールにこだわる
〇いつものやり方が変わることを嫌がり怒る・泣く
〇負けることが許されない 一番になりたい
〇相手の気持ちを汲み取ることが難しい
〇特定の音や感触に対して強い拒否やこだわりがある


【注意欠陥多動症(ADHD)にみられやすい特徴】
〇落ち着きがなくじっとしていることが苦手
〇気が散りやすく集中が続かない忘れ物が多い
〇わかっていても約束を守れない
〇欲求を押さえられず、我慢できない
〇物を壊したり、ひとを叩いたりしてしまう

<うちの子はASD/ADHD?>

この表を見ると「うちの子はASD/ADHDなのかしら?」と心配になるかもしれませんが、幼児期の子ど もには少なからず見られる特徴でもあるので、ちょっと当てはまるからと言って神経発達症群と診断されることはありません。ただ、これらの特徴が小学生になっても多く強く残っていると、失敗したり注 意されることを繰り返すことになりがちで、「ボクばっかり怒られる」「またやっちゃった」などの失敗体験の蓄積による自己肯定感(自尊心)の低下につながりかねません。自己肯定感の低下は無気力やあきらめ(内在化)、挑発的・反抗的態度(外在化)として見られるかもしれません。そうなってしまうと子どもの心や行動の修正は難しくなってしまいます。発達支援を幼児期から始めた子と就学後に開 始した子では、集団適応に向けた効果に差があると感じています。
ですので、対人関係や集団行動など に少しでも心配があるお子さんは、できれば中間反抗期(5・6歳~小学3年生頃)になる前、3~4歳 頃から何かしらの手立てを考えることが望ましいでしょう。具体的には子どもの課題に焦点を当てた個別支援で集団適応に必要なスキルを習得し、それを保育園幼稚園などの集団場面で実際に経験していくこと、すなわち個別と集団の併用がより効果的といえます。

 

<「もう少し様子を見たい」…>
「もう少し様子を見たい」という言葉をよく聞きます。親としての気持ちはよくわかりますが、このことは子どもにとって必ずしもいいこととは限りません。なぜなら、「様子を見ている間にも子どもは発達するが、その発達は必ずしも良い方向に発達するとは限らない」「子どもが見せる困った行動の原因 を十分理解しないまま何とかしようとすると、どうしても「叱ってばかり」になりがちで、それは逆効果になりかねない」からです。我が子の成長に心配や疑問を感じたら、あるいはそのような指摘を受けたら、子どもに関わっている先生などにも協力してもらって、できるだけ間を置かずより良い子育て環 境を用意していくことが大切です。


 

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あけましておめでとうございます

大人にとっては「あっという間」の1年ですが、その間に子どもたちは、ひと回りもふた回りも成長し逞しくなったのではないでしょうか? また1年、こらいずは子どもたちの育ちを見守り、サポートできるよう努めてまいります。今年もよろしくお願いいたします。

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令和6年度障害福祉サービス等報酬改定のひとつにとして、「各市町村において、専門人材を配置して地域の関係機関と連携した支援を可能とする地域の中核的役割を果たす『児童発達 支援センター』を設置する」ことが求められました。 しかし鷹栖町では、この『児童発達支援センター』が未設置であることから、鷹栖町と協議し助言を受けて、その機能を代替する機関として「こらいずたかす」が『中核機能強化事業 所』の指定を受けました。

●「中核機能強化事業所」とは?
鷹栖町の福祉行政や保育園・幼稚園、小中学校、放課後児童クラブ、発達支援事業所などが連携して、子どもたちのより良い育ちをサポートしてくために、こらいずが中核的な役割を担うということです。保護者を含めて、子どもに関わる関係機関が互いに協力し合える環境づくりが目標と考えています(詳しくは下表のとおりです)。旭川市のような人口の多い都会では難しくても、小さな田舎町鷹栖町であれば、可能なのではないかと思っています。

●令和7年度に向けての課題
〇保護者向け、あるいは関係機関職員向けの研修会や意見交換会は十分に開催できておりません。定期的に開催できるよう計画していきます。
〇「すばる」さんや「児童クラブなんたらかんたら」さんとの連携は十分とは言えませんので、まずは相互の関係作りから取り組んでいこうと考えております。

お知らせ「保護者面談のお願い」 こらいずを利用する際に必須になる「個別支援計画書」は6か月ごとに改定する決まりになっています。 計画書作成に当たっては「本人(保護者)の意向をくみ取ること」また、「計画書の内容を十分に説明すること」とされており、このことから昨年末より該当する保護者様へ面談のご案内をさせていただいております。
お仕事等でお忙しいこととは思いますがご協力をお願いします。

…反省…
定期発行を目標にしていた「こらいずだより」ですが、昨年は 2 回の発行にとどまってしまいました。保 護者さんに伝えたいことはいっぱいあるのに、それを文章にまとめるのが億劫なまま過ぎてしまい反省。 今年は心を入れ替えてw いろいろな情報をお伝えするよう努めてまいります。

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保育所等訪問支援のご案内

●「保育所等訪問支援」とは? 
保育所等訪問支援とは、こらいずのスタッフが保育園・幼稚園、学校などに出向き、お子さんの様子を確認し、集団生活で困らないような手助けや支援を担任の先生方一緒に検討していくものです。大まかに以下の二つの支援を実施しています。
  1. <直接支援>
    集団場面でのお子さんの様子を観察し、必要があれば直接援助したり 助言します。
    また、集団場面で確認された課題をこらいずでの支援内容に反映していきます。
  2. <間接支援>
    担任の先生、保育士さんなどと面談し、お子さんの特徴、課題などを共有して、対応の方針を統一し、
    役割分担するなど、お子さんにとってより良い環境を作るために連携をしていきます。

●どのくらいの頻度? 
お子さんの状況にもよりますが、2ヵ月~6ヵ月に1回程度です。

 ●実施したことは親にも教えてくれるの? 
「保育所等訪問支援」を実施した場合、初回は必ず「保育所等訪問支援実施報告書」を作成し、それに基づいて説明します。2回目以降は適宜、面談の際にお伝えしています。

 ●費用はどのくらい?
 作業療法士等の専門職が対応した場合、1回の自己負担額は2000円程度になります。但し、幼児教育費無償化に該当するお子さんは交通費のみの負担になります (鷹栖町内の場合0~300円程度)。学齢児も、こらいずを月3~4回利用されている と一般世帯の利用者負担上限額になることから、実質の利用料は交通費のみです。

●利用するためには?
 ご利用いただくには、受給者証の支援内容に「保育所等訪問支援」の登録が必要です。 ご利用を希望される方、もう少し詳しく知りたい方は、こらいずまでご連絡ください。

さらなる成長を期待して! ご卒園・ご卒業、ご進級おめでとうございます。
と同時にこの春でこらいずも卒業となるお子さんたち には、寂しさを感じつつもこれからの成長を期待しています。
今年卒業する6年生は、手探りでこらい ずを立ち上げた時の1年生ということもあって特別な思いがあります。療育センター在職中からずっと 通い続けてくれた「Uくん」、「Kくん」と「Kくん」。こらいずの開設を予期していたかのように近くに引っ越してきた「Kちゃん」と「Kちゃん」絵にかいたようなやんちゃぶりだった「Sくん」と「Sくん」。 一人ひとりが個性的な魅力を持っていました。6年たって、それぞれしっかりしてきました。
よく親御さんに「10歳くらいになるとだんだん落ち着いてくるものですよ」と伝えるのですが、彼らがそれを証しています。
これからどんな青年になっていくのか楽しみに見守りたいと思います。
みんな、がんばれよ!

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新年あけましておめでとうございます

昨年5月に新型コロナが5類に移行し、インフルエンザの猛威もあって安心とは言えないものの、
なんとか元の生活様式に戻りました。今年は皆さまにとっていい一年でありますように。

子供の成長と反抗期

第1次反抗期(2~3歳) いわゆる「イヤイヤ期」
できないのに「じぶんが!」「じぶんで!」と反抗する時期。自我形成の始めで、自立へ向かう第1歩の時期と言われています。成長過程として大切な時期ですが、対応する親は大変で、子育てに悩み 始めることが多く親へのサポートが必要な時期です。

【中間反抗期の特徴】

1 )自分を正当化するために口答えをする
2 )自分の意思を主張するために反抗的な態度をとる
3 ) 注意されても聞かない 。自分の意志を貫こうとする
4 )親よりも友達を重視するようになる

 

子どもが口答えしたり反抗的な態度をとると、ついイライラして叱ってしまうこともあ りますね。でも、反抗によって意思表示をすることは、自分の価値観を確かなものとし、大人へのステップとして自我の確立のために欠かせないプロセスと言えるでしょう。親子でじっくり話し合う時間をつくり、子どもを温かく見守りながら親子で一緒に成長していけたらよいですね。

 

第2次反抗期(思春期 小6~中学生頃) 今回は省略

 

<昨年も各地で発達支援啓発講演をしました>
たかぎ発達支援室では保護者や保育士・教員などの関係者に向けた発達支援に関する啓発講演を行っています。


なぜかというと、子どもに関わるあらゆる大人が「子育て支援」「発達支援」という共通認識を持ち、幼少期からより良い育ちの環境を作ることがとても重要だからで す。
昨年は、「北海道光生舎」様(赤平)、「士別青年会議所」様をはじめ、規模の大小はありますが10か所以上でお話しする機会をいただきました。

特に、士別市での講演はYoutubeで 配信していただいております。配信は1月31日までですので興味のある方は期間内にご覧ください。

一般社団法人士別青年会議所様 youtube

 

また、コロナを言い訳に、お膝元の鷹栖町でなかなか実現できていなかった保護者様向け学習会として「ぽこあぽこ懇話会」「保護者研修会」を開始しました。
これには鷹栖町福祉課の皆さまから多大
なご協力とご助言をいただき開催に至りました。
改めて感謝申し上げます。

今後も様々な場面で情報を発信していきたいと思いますので、ご意見やリクエストなどございま したらご連絡ください。

 

 

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こらいずのお母さんが書籍を出版しました

こらいずを利用しているお子さんのお母さん「三上えり」さんが自身の経験をもとに執筆した書籍を出版されました。実はこのお母さん、看護師、心理カウンセラー、ヒ プノセラピストなど多彩な資格をお持ちの方で、「タッチケア」や「ヒプノセラピー」 の経験から「自分らしく生きていくことの大切さ」を綴られています。興味のある方は是非お読みください。また、子育てについての体験や思いを寄稿していただきまし たのでご紹介いたします。

<著書の紹介>
うつ病の母と30年間関わる中、うつ病家族として一番大切なことは「うつ病家族自身が自分らしく生きるということ」だと気づく。気づいたきっかけは、長男の出産を機に出逢ったタッチケアと、2021年に出逢ったヒプノセラピーだった。わが子を癒すためにはじめたベビーマッサージを10年続けてきたところ、自分自身を癒し愛することを実感。
また、ヒプノセラピストの養成講座で潜在意識の仕組みを学び「目の前にいる人は自分の潜在意識の現れ」という事実を知り深い衝撃を受けることに。身近な家族や関わるひとが自分の鏡だとするなら、私は「母に生んでもらったこのこころと体を思うままに使い、自分らしく幸せに笑顔で生きる」と決意。
本書では、うつ病家族が自分らしく生きていくことが、なぜ「うつ病」の方ご本人にとって救いとなるのか、そのからくりを私自身の経験を元に綴られている。


ひとはひとに癒される
Kindle版             104ページ   550円 
ペーパーバック版 152ページ 1466円

息子が幼稚園の年長の時、幼稚園の先生から一斉指示が通りにくいと言われました。上の子に比べて確かにあまり話を聞かないなとは思いながら子育てしてきましたが、男の子 だしこんなものかな、これもこの子の個性だと思ってきました。
ただ、小学校入学前の年だったのでそのことを聞いて焦りや動揺も少なからずありまし た。私自身の考え方の根本には、子どもがどこへ行っても過度な注意や叱りを受けることなく自分らしく進んでいくことを望んでいましたので、必要な支援を得ようと思いまし た。 こらいずさんの門をくぐり、就学前知能検査も受け、特別支援クラスも視野に入れて準 備をすすめてきました。 でも、どこかで皆と同じようにできないと息子を否定されているかのような気持ち、被 害的な気持ちもあり悩んだ時もありました。
それが、母親である私が自分自身を大切にしながらこころを整え続け意識を変えたこと、自分らしく幸せに生きる選択を決めたことで、状況は何ら変わらなくとも見える世界 や捉え方が変わり随分楽になりました。 そして『息子は息子のままでいい。生きてくれているだけで母ちゃんは幸せ。産まれてきてくれてありがとう』と心から思えるようになりました。
今、小学校2年生になる息子はことばの教室とこらいずさんの力を借りながら、のびのびと成長を重ねています。 子どもは、理解ある周りのサポートがあれば、のびのびと成長していけることも実 感しています。もっと言えば、大人ができることは、その子が生まれ持った芽を花咲かせ るように愛情の水を注いであげるだけで良いのだとも思っています。そうするには、お母 さん自身を大切にして満たしてあげることが先です。 だから、お子さんだけではなくお母さん自身を支える人たちがとても大切だと思ってい ます。 私は、こらいずさんでたくさん話を聞いてもらい力をお借りしながら支えられてきまし た。 お子さんの発達で悩み心のうちを話せないでいる方がいたら、ひとりで抱え込まず同じ 境遇の親御さんや、こらいずの先生方に相談しながらすすんでいっていただきたいと思っています。

三上 えり


「こらいず便り25号」は前号の発行依頼、ずいぶん間が空いてしまいました。
スイッチが入ると何時間でも仕事や作業を続けられるのに、やる気がわかないと後回しにしてしまう。
この「意欲のムラ」は子どもの頃からで、失敗しないためにいろいろ工夫してきましたが、完全になくなることはありません。
40歳を過ぎたころから「これって個性だからなぁ」と自分に言い訳していますw
「宿題をしない」と嘆くお母さんの訴えを聞きますが、実は子どもに限ったことではないんです。

 

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究極の発達支援は保護者支援

専門支援事業を委託いただいている市町村発達支援センターなどに赴くと、現地の先生 方から「医療を受診するよう保護者に勧めてほしい」と依頼を受けることが多くあります。これはどういうことかというと、例えばある子について、単に「発達の遅れ」だけではなく、「対人面」や「行動面」の特徴から自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥多動症(ADHD)などの神経発達症群の特性があるのではないかと、支援センターや保育園・幼稚園の先生方が感じている場合です。特に保護者がそのことを気づいていないか家庭では さほど困っていない場合、先生方が保護者に対してそのことを伝えると、その後の信頼関 係がぎくしゃくするのではと心配して切り出しにくい。そこで、医師にその子の特徴や診 断について判断してもらいたい、そのきっかけを私に作ってほしいということのようです。 何でも医療につなげればいいとは思っていませんが、このような役割は地域とは直接的 な関係の薄い者の方がいいのでしょうから、依頼された場合にはできるだけ保護者に伝え るようにしています。ただ、単に医療機関の受診を勧めただけでは保護者は困惑しあるいは不信に思うかもしれないので、そのお子さんについて長所、特徴、課題などできるだけ 丁寧に説明することを欠かさないよう心がけています。その際どうしてもASDやADHDなど 神経発達症について触れなければ核心的な理解は深まらないので、必要があれば神経発達 症に関する資料(紙芝居風にして用意しています)を見てもらいながら、こういった特徴ASDやADHDの特性と重なることを説明します。その際、下記のことについては特に注意して丁寧に説明するようにしています。
① 診断は医師がすることであって我々ができることではない
② 神経発達症の診断はインフルエンザのようにプラスorマイナスというものではない
③ 誰でも多かれ少なかれ神経発達症の特性は持っていて、生活や集団活動に影響するほ ど困っているかといった「程度」の問題(スペクトラム(連続体)という考え方)
④ 神経発達症の診断を受けたとしても、それがイコール「障害」ということではない 
⑤ 保護者を含めた関係する大人が共有してその子の特徴を理解し、できるだけ早くから 適切な関わり方をしていくことができれば、「障害」にすることなくその子らしく 育っていくことが期待できる
⑥ そのためにお医者さんに客観的に判断してもらうことは有用(睡眠リズムのこと、お薬のことなどが相談できることも含めて説明しています) 
親にしてみれば自分の子が神経発達症(発達障害)かもしれないと言われたらショックでしょうし受け入れがたいことです。しかし、保護者との面談の中で聞き取りをしていくと「落ち着きがない」「集団行動が難しい」「癇癪・乱暴な行動が多い」「こだわりが強い」など、一つひとつの困り感については「確かにそうなんです」となります。そこで 「お医者さんに診てもらって必要な医療と日常的な支援を助言してもらい、それを地域の先生方にも理解してもらって、いい子育て環境を作っていくことができれば、お子さんはもっと伸びていくと思いますよ」と伝えています。
場合によっては子どもに関わる時間よりも保護者と話している時間の方が長くなること もありますが、私は「究極の発達支援は保護者支援」と考えているのでこのことはとても大切なことです。ありがたいことに、このような面談をした親御さんの多くは「話が聞けて良かった」と前向きにとらえてくれているそうです。親にしてみたら、発達支援セン ター、児童相談所、医療機関などを利用するというのは気が重いことでしょう。その気持ちはよくわかります。だからこそ地域で身近に接している私たちは親御さんが子どものた めに前向きに判断し進めるよう支えていかなければいけませんね。

「発達障害の子どもの心と行動がわかる本」  田中康夫(監修) 東西社 より

いよいよ年末ですね。子どもたちにとっては冬休み、クリスマス、お正月と楽しみなこと がいっぱいでしょう。クリスマスイブにサンタさんからプレゼントをもらい、クリスマス にはお母さんからもプレゼントをもらうと張り切っている子もいるようです。サンタさん も大変ですねw  帰省や旅行に行かれるご家族もあるかと思います。道中気を付けつつ楽しくお過ごしください。

こらいずは、12/29~1/3までお休みになります。よいお年をお迎えください。

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PaintBARという場所づくり

隔週火曜日18:00−21:00 まちなかぶんか小屋にて   文:ナカジマヨシカ

どんなことをする場所なのですか? それにうまく答えることがいまだにでき ないのですが、短くまとめると「何か をみんなで作る場所」です。 初めてここを訪れてくださる方は(そ う言われても BARって書いてあるし、 お酒なんかも出てるのかしら)などと 思いながらおそるおそる扉を開けてく れます。 すると部屋のまん中のテーブルには毎 回「なにかの素材」が置いてあります。 何度か来てくれている方は「今回はこれで何かを作るのね」と素材に触れて感触を確かめます。初めて来られた方は「どーし よう来ちゃいけなかったのではないか …」そんな不安な表情を浮かべながらも「何をし て(作って)いるのですか?」と話しかけてくださる。しかしナカジマは来られた方みん なに答える「これを使って何かを作ろうと思っています。一緒に何か作りましょう」と、 来てくれた方みんなに同じことを言います。 何かを完成させることだけが目的ではな くて一緒に何かを作ろうと考えたり、ひとつの技や知識を共有したりする時間を一緒に 楽しみたいのです。 写真は先日古着を裂いて縄を作るということで遊んでみました。 できあがった縄から暖簾、かご編み、すいかを持ち運ぶロープ、お姫様ごっこのカツラからドレスまで。 年令も様々な方からの閃きがひとつのロープでたくさんの作品が産まれ、お互いの作っ たものをみてまた遊ぶことを楽しみました。 作りたいものが浮かぶまでジッと見ているだけでも良いし、ハッと閃いたものをどんどん 作ってもいい。結局は何をしていてもいい場所が PaintBAR です。 こどももおとなも気軽にふらりと遊びに来てください 事前予約、参加費不要です。

 平日の夜の時間なので参加が難しい方もいらっしゃると思います。
出張 paintBAR ができたらいいなぁと思い描きはじめているところです。
 なにより私が一番楽しんでいるもので。 
今回、トップ記事を執筆してくれたナカジマヨシカさん。 旭川市のマスコット「あさっぴー」を生み出したデザイナーさんです。ご存じのとおり「こらいずくん」もナカジマさんが生みの親なのです。  ナカジマさんの息子さんが幼児期のころから作業療法を担当していた縁もあって、こらいず立ち上げ構想の段階から協力していただいています。 そんなナカジマさんが今取り組んでいる ことを、多くの方に知ってもらいたいと記事をお願いしました。 興味のある方は参加してみては?

たかす特産トマトジュースができました

鷹栖町に農業を営みながら町議会議員もされている
舟根さんという方がいます。 鷹栖保育園父母の会を通じて知り合い、もう20年のお付き合いになります。
こらいず を開設した際も「第三者委員」を引き受けていただきご指導いただいております。 その舟根さんにお願いして、自家農園で収穫したトマトを使いトマトジュースを作っ てもらいました。 1本作るのに1kgのトマトを使うとかで、市販されている鷹栖町特 産のトマトジュースよりも濃くておいしいです。これを、こらいずに来ている子ども と家族の皆さんにも味わってほしいと、わがまま言って大量に作ってもらいました。
しかし!! 残念ながら利用者全員分にはなりませんでした。そこで、今回は幼児さんと 小学1・2年生にお配りします。 3年生以上は来シーズンまでお待ちください(ごめん なさい)。
すぐ飲んでもおいしいですが、1年ほどおくと熟成されていいそうですよ

この投稿(こらいず便りweb)は、利用者向け「こらいず便り」をもとに、
個人情報に配慮して編集しています。