発達支援のプロポーザーを目指して

写真のアタッシュケース、専門支援等でおじゃましている地域の発達支援センターの皆 様はよくご存じだと思います。この中には、地域に出向いた際に現地で子どもを評価した り、学習・訓練をするための教材などが入っています。 文房具各種、食事道具、パズル教材、コイン・ビー玉、反対ことばカード、なぞなぞカー ド、SSTカード、プリント教材・・・。どれも目新しいものではありません。 もちろん、市町村発達支援センターには、もっと魅力的な教材が数多くあり、私が専門支 援で伺うと、子どもにあった教材や道具を準備してくれています。それを使わせていただ くこともありますが、初めて会うお子さんの反応をみながら評価内容を選ぶことが多いた め、その時になって「○○ありませんか?」なんてことになると、ただでさえ集中が続き にくい子どもにとって本来の能力を確認することが難しくなります。なので、自分の使い 慣れている道具を持参することにしているのです。また、このケースの中には、子どもの ための支援グッズだけでなく、保護者への説明のために作成した資料を入る限り詰め込 み、必要があれば時間をかけてご両親に説明するようにしています。 私がこれを持つようになったのには、過去のエピソードがありまして。もう、20年近く前 のこと、娘のお友達のお父さんが自動車販売店の営業担当者で、家族ぐるみの付き合いも あって自動車を購入することとなり、自宅に商談に来ました。車にこだわりが強い私は、 グレードやオプション、保険のことなど多くの注文を付けていくのですが、「それならこ れはどう?」と、黒くてでっかいビジネスバッグから、次々パンフレットや資料を出して 説明します。しまいには小さいパソコンとモバイルプリンターが登場し、数分で見積書が 出てきました。顧客の要望にすぐに応じ、納得できる情報やアドバイスを提案してくれる ことに「さすがプロだな~」と感心したものです。これが、出張用アタッシュケースのモ デルになりました。初めて会う、しかも一度切りかもしれないお子さんとその保護者に4 0~60分の限られた時間で、どれだけ納得してもらえる説明ができるか、更に発達支援セ ンターの先生がその後の保護者支援につなげられるか、保護者の悩みや疑問にその場で答 え、今後の子育てに自信が持てるような、発達支援のプロポーザー(提案者)を目指してい ます。

高校野球北北海道大会おもしろかったですね

息子が現役の高校野球球児ということもあり、今年の北北海道大会は注目してみていまし た。息子の高校は地区大会で敗退してしまいましたが、私の母校岩見沢東、娘達の母校旭 川東がともに進出したので、楽しみに球場に足を運びました。あいにくどちらも甲子園出 場とはなりませんでしたが、公立校なのに勝ち上がってきたのはすごいなと感心します。 プロ野球とは違った感動がありますね。


前号(21号)発行以降、どこに行っても「先生、体、大丈夫ですか?」とお気遣いいた だきます。ご心配をおかけして申し訳ありません。妻にも叱られ、スタッフに負担をかけ たことを反省し、少しだけ自嘲しているせいか、その後大きく体調を崩すことなく過ごし ております。